ホテルの志望動機、未経験ならどう書く?採用する側が面接で見ていることと例文
ホテルの仕事が未経験でも、志望動機は書けます。大事なのは、応募するホテルがどんなお客様を迎えているかを知ってから書くことです。学校団体を中心に迎える光風閣くわるびの採用担当が、面接で見ていることと、未経験の方向けの例文を紹介します。
ホテルの志望動機を調べると、転職サイトや求人サイトの書き方の解説がたくさん出てきます。どれも参考になりますが、採用する側のホテルが「面接で何を見ているか」を書いたものは、あまり見当たりません。
この記事は、山梨県の西湖のほとりで学校団体や企業の研修を受け入れているホテルを運営するHAMAYOUリゾートが、採用する側から書いたものです。ホテルの仕事が未経験で、くわるびの求人を見て応募を考えている方に向けて、志望動機の組み立て方と例文、面接で見ていること、入ってから「思っていたのと違った」となりやすいことまでまとめました。
未経験でもホテルの仕事に応募できる?
応募できます。ホテルの仕事は、入ってから覚えることがほとんどです。フロントの受付、レストランの配膳、会場の準備、清掃、洗い場。どれも最初は先輩について、見て、やってみて、少しずつ一人でできるようになっていきます。
くわるびにも、ホテルで働くのはここが初めてというスタッフがいます。新しく入った人は、朝と夜の食事の時間のレストランか、団体が到着したときのフロントから仕事を覚え始めます。慣れてきたら、学校の開校式・閉校式であいさつに立ったり、キャンプファイヤーを進めたりする役が回ってきます。早い人は、入って1〜2か月でそこまで任されています。
だからこそ、未経験の方の志望動機では「経験があるか」よりも「この仕事を分かったうえで、やってみたいと思っているか」が伝わるかどうかが大きくなります。それを書くために、まずは応募するホテルのことを知るところから始めます。
ホテル業界の主な職種と、未経験から入りやすい仕事
志望動機は、応募する職種によって書くことが変わります。ホテル業界の主な職種を、ざっと並べておきます。
- フロント:チェックイン・チェックアウト、予約の確認、館内の案内、電話の受け答え。ホテルの窓口になる仕事です
- レストラン・宴会:朝食や夕食の配膳、宴会や会議の会場の準備と片付け。ホテルによっては、ここが一番人数の多い持ち場です
- 客室・館内の清掃:客室、大浴場、ロビーやトイレなどの共用部を整える仕事。客室清掃は外部の会社に任せているホテルもあります
- 調理:レストランや宴会の料理を作る仕事。ホテルの規模や業態で、一皿ずつ作るか、大量に作るかが大きく違います
- 予約・営業・事務:宿泊や宴会の予約を受ける、旅行会社や企業とやりとりする、資料を作る仕事
未経験から入りやすいのは、フロント、レストラン・宴会、清掃です。どれも入ってから覚える仕事で、資格もいりません。調理は、経験がなくても補助から始められる求人があります。
くわるびでは、職種の名前ではなく、仕事の性質で「お客様と接する仕事」「調理の仕事」「施設を支える仕事」の3つに分けて紹介しています。お客様と接する仕事には、フロントもレストランも会場の準備も、野外活動の運営も入ります。一つの持ち場に決まっているのではなく、日によっていろいろな業務を受け持つのが、団体を迎えるホテルの特徴です。志望動機を書くときは、「フロントがしたい」と一つに絞るより、「お客様を迎える仕事全体に関わりたい」と書くほうが、くわるびの仕事には合っています。
志望動機を書く前に、そのホテルの「お客様」を確かめる
ホテルと一口に言っても、迎えているお客様はホテルによって大きく違います。都市のビジネスホテル、観光地のリゾートホテル、温泉旅館、そして学校や会社の団体を中心に受け入れるホテル。お客様が違えば、スタッフの1日の動き方も、求められることも変わります。
志望動機でよくある失敗は、どのホテルにも当てはまる文を書いてしまうことです。「人と接するのが好き」「おもてなしを学びたい」は、どれも大切な気持ちです。ただ、それだけだと、採用する側は「なぜうちのホテルなのか」が読み取れません。
応募する前に、次のことを求人票やホームページで確かめておくと、志望動機に書くことがはっきりします。
- どんなお客様が多いか(個人・家族・団体・外国からのお客様など)
- お客様はどんな目的で泊まりに来るか(観光・出張・学校行事・研修など)
- 自分が応募する職種は、1日の中で何を受け持つか
- そのホテルが求人票やホームページで「先に知っておいてほしい」と書いていること
くわるびが迎えているお客様
くわるびのお客様は、学校の林間学校や勉強合宿、部活動の合宿、企業の研修が中心です。個人や家族のお客様もいらっしゃいますが、仕事の組み立ては団体が軸になります。
団体のお客様は、同じ時刻に着いて、同じ時刻に食事をして、同じ時刻に動きます。大勢のお客様を、決まった時間に、全員に、同じように案内する。お一人おひとりにじっくり時間をかける接客とは、仕事の中身が違います。
そのぶん、学校の先生や添乗員さんと何度もやりとりをしながら、1つの行事を一緒に作っていく仕事です。キャンプファイヤーの出し物を見たり、生徒たちが作ってきた手作りのバッジを見せてもらったりと、子どもたちが楽しみにしてきた時間に立ち会えるのも、団体を迎えるホテルならではです。
仕事の中身は、別の記事でくわしく書いています。志望動機を書く前に読んでおくと、書くことが見つかりやすくなります。
採用する側は、志望動機で何を見ているか
ここからは、くわるびの二次面接に同席している採用担当に聞いた話です。
その仕事の「特殊なところ」を分かっているか
くわるびは学校団体を中心に受け入れているホテルです。採用担当が志望動機を聞くときに見ているのは、まず、その特殊な仕事を理解しているかどうか。あるいは、その仕事にやりがいを見いだせているかどうかです。
団体の受け入れには、一般的なホテルにはない仕事がたくさんあります。会場の机や椅子を並べる、開校式のあいさつをする、キャンプファイヤーを運営する、先生と翌日の予定を確かめ直す。こうした仕事があると知ったうえで「それをやってみたい」と言えるかどうかを、志望動機から読み取っています。
裏を返せば、未経験でも、この仕事のことを調べて、自分の言葉で「ここに惹かれた」と言えれば十分に伝わります。
素直で前向きか、仲間を大切にするか
「この人と一緒に働きたい」と感じるのは、仕事に対して素直で前向きな姿勢がある人、一緒に働く仲間を大切にする姿勢がある人だそうです。
団体の受け入れは、一人では回りません。食事の時間には、フロントもレストランも厨房も、全員が同じ時間に動きます。分からないことを素直に聞ける、忙しいときに周りに声をかけられる。こうした姿勢は、経験よりも先に見られています。
志望動機に「チームで働いた経験」や「周りに助けてもらった・助けた経験」を一つ入れておくと、この姿勢が伝わりやすくなります。アルバイトや部活動、前の職場での小さな出来事で構いません。
経験やスキルは、あとから身につく
ホテルの仕事の経験や、語学の力、接客の資格があれば、もちろん書いてかまいません。ただ、くわるびの面接で一番知りたいのは、それよりも「この仕事を分かっているか」「一緒に働けそうか」です。経験がないことを理由に、志望動機を短くしたり、遠慮した書き方にしたりする必要はありません。
志望動機の組み立て方:4つの順番
志望動機は、次の4つの順番で組み立てると書きやすくなります。履歴書の欄は短いので、それぞれ1〜2文で十分です。面接で話すときは、ここを少しふくらませます。
1. きっかけ:なぜホテルの仕事に興味を持ったか
最初に、ホテルの仕事に興味を持ったきっかけを書きます。泊まったときにスタッフの対応が印象に残った、学校の行事でホテルに泊まった思い出がある、前の仕事で人を案内するのが好きだと気づいた。大きな出来事でなくて構いません。自分の体験から書くと、ほかの人と同じ文になりにくくなります。
2. なぜこのホテルか:そのホテルの特徴と、惹かれたところ
次に、数あるホテルの中で、なぜそのホテルなのかを書きます。ここで、前の章で確かめた「どんなお客様を迎えているか」が生きてきます。くわるびなら、学校団体や研修のお客様を迎えていること、自然の中で野外活動の運営にも関われること、などです。
3. 自分の経験をどう活かすか
ホテルの経験がなくても、これまでの経験の中に、ホテルの仕事につながるものは必ずあります。飲食店や販売の接客、部活動での後輩の指導、塾や学童での子どもとの関わり、事務仕事での段取り、工場での決まった手順を守る仕事。どれも、団体を迎えるホテルの仕事に活かせます。
4. 入ってからどうなりたいか
最後に、入ってからどんな仕事をしたいか、どんなスタッフになりたいかを書きます。「まずは〜を覚えて、いずれは〜を任されるようになりたい」のように、入ったあとの姿が浮かぶ書き方にすると、採用する側も働いている姿を想像しやすくなります。
書き終えたら確かめたいこと
志望動機を書き終えたら、次の点を見直してみてください。
- ホテルの名前を別のホテルに入れ替えても通じる文になっていないか
- 「好き」「学びたい」だけで終わらず、具体的な体験が1つ入っているか
- 応募する職種の仕事の中身に、一言でも触れているか
- 自分が会社に「してもらいたいこと」だけでなく、自分が「できること」が書いてあるか
- 面接で「それはどういうことですか」と聞かれたときに、自分の言葉で答えられるか
最後の点はとくに大切です。書類の志望動機は、面接でかならず掘り下げて聞かれます。きれいな言葉を並べるより、自分が話せる中身で書いておくほうが、面接で落ち着いて話せます。
未経験の方向けの志望動機の例文
ここからは、未経験の方がくわるびに応募する場合を想定した例文です。どれもこの記事のために作った例で、実際の応募者の文ではありません。そのまま写すのではなく、自分の体験に置き換えて使ってください。
例文1:飲食店や販売で接客をしてきた方
飲食店のホールで5年ほど働き、お客様に料理をお出しする仕事のやりがいを感じてきました。週末の混み合う時間帯に、スタッフ同士で声をかけ合って店を回すのが好きで、もっと大きな規模でそれをやってみたいと思い、ホテルの仕事に興味を持ちました。貴社のホテルは学校団体や研修のお客様が中心で、決まった時間に大勢のお客様へ食事を届けると知り、これまでの経験が活かせると考えて応募しました。まずはレストランの配膳と会場の準備を覚え、いずれは団体の受け入れを任されるようになりたいです。
接客の経験がある方は、「どんな場面で」「何を工夫したか」を1つ書くと伝わりやすくなります。団体を迎えるホテルでは、一人ひとりへの丁寧さに加えて、大勢に同じ時間で届ける段取りが大切になるので、混み合う時間帯の経験は強みになります。
例文2:接客の経験がなく、事務や工場で働いてきた方
これまで工場で製造の仕事をしてきました。決まった手順を守り、時間までに量をこなす仕事を続けるうちに、次は人の役に立っていると直接感じられる仕事がしたいと考えるようになりました。貴社の採用ページで、学校団体のお客様を決まった時間に全員へご案内する仕事だと知り、段取りを組んで時間どおりに進める経験が活かせると思いました。接客は初めてですが、分からないことは素直に聞き、一日でも早く現場の流れを覚えたいと考えています。
接客の経験がない方は、無理に接客の話をしなくて大丈夫です。時間を守る、手順を守る、ミスを減らす工夫をしたなど、これまでの仕事で大事にしてきたことを書き、それがホテルのどの仕事につながるかを一言添えます。
例文3:子どもと関わる経験がある方
学生のころ、地元の少年サッカーチームでコーチの手伝いをしていました。子どもたちが試合や合宿を楽しみにしている姿を見るのが好きで、その時間を支える仕事に就きたいと考えています。貴社のホテルは林間学校や部活動の合宿を受け入れていて、キャンプファイヤーの運営などにも関われると知りました。子どもたちにとって一生の思い出になる行事を、裏側から一緒に作れることに惹かれて応募しました。
子どもと関わる経験は、学校団体を迎えるホテルでは大きな強みです。部活動の指導、塾や学童のアルバイト、ボランティアなど、規模の大小は問いません。
例文4:学校を出たばかり・社会人経験が短い方
高校の部活動の合宿でホテルに泊まったとき、スタッフの方が私たちの練習の予定に合わせて食事の時間を調整してくださったことが印象に残っています。そのときから、お客様の予定に合わせて動くホテルの仕事に興味を持っていました。貴社が部活動や学校の団体を多く受け入れていると知り、自分が受けた対応を、今度は迎える側としてやってみたいと思い応募しました。体力には自信があるので、忙しい時期にも前向きに取り組みたいです。
社会人経験が短い方は、自分がお客様として体験したことを入り口にすると書きやすくなります。学校の行事や部活動でホテルに泊まった経験は、くわるびのお客様と重なるところが大きく、志望動機としてそのまま使えます。
例文5:清掃・洗い場の仕事に応募する方
家事の中でも掃除や片付けが好きで、きれいになった場所を見ると気持ちが良くなります。ホテルの印象は、お部屋やお風呂の状態で大きく変わると知り、お客様の目に触れないところで施設を整える仕事に興味を持ちました。団体のお客様が入る日は洗い物や清掃の量が一気に増えると伺いましたが、決まった順番で手早く片付けることには自信があります。まずは掃除と洗い物のやり方と順番を覚え、周りのスタッフと声をかけ合いながら働きたいです。
清掃や洗い場の仕事は、お客様から直接お礼を言われる機会が多くありません。それでも「整った場所をつくるのが好き」「決まった手順を守るのが得意」と書ける方には、向いている仕事です。
例文6:野外活動の仕事に興味がある方
学生時代にキャンプのサークルに入っていて、自然の中で人と過ごす時間が好きでした。貴社のホテルでは、学校団体のキャンプファイヤーやカレー作りなど、野外活動の運営にも関われると知りました。ホテルの仕事は初めてですが、火の扱いや道具の準備には慣れているので、野外での行事を安全に楽しく進めるお手伝いができると考えています。まずはホテルの仕事の基本を覚え、行事の運営を任されるようになりたいです。
学校団体を迎えるホテルでは、屋外での行事を進める役もスタッフが受け持ちます。キャンプや登山などアウトドアの経験がある方は、それを志望動機の真ん中に置いて構いません。
例文7:フロントの仕事に興味がある方
携帯電話の販売店で受付をしてきました。来店されたお客様の用件を聞いて担当につなぐ仕事の中で、相手が何に困っているのかを先回りして考えるのが得意になりました。ホテルのフロントは、お客様が最初と最後に顔を合わせる場所だと思い、興味を持ちました。貴社では、団体の代表の先生や添乗員の方と、人数や予定を細かく確かめながら受け入れをすると知り、受付で身につけた確認の丁寧さが活かせると考えています。チェックインの流れや館内の案内から覚え、団体の窓口を任されるようになりたいです。
団体を迎えるホテルのフロントは、お客様一人ひとりより、団体の窓口になる先生や添乗員さんとやりとりする時間が長くなります。受付や窓口の経験がある方は、「確かめる」「つなぐ」仕事の経験として書くと、くわるびのフロントの仕事に重なります。
履歴書の志望動機と、面接で話す志望動機
履歴書に書く志望動機と、面接で話す志望動機は、同じ中身で構いません。ただ、伝え方は少し変わります。
履歴書は、欄の大きさに合わせて要点を短くまとめます。採用担当者は限られた時間で何人分も読むので、最初の1文で「なぜホテルの仕事か」、次の1文で「なぜこのホテルか」が分かるようにしておくと読みやすくなります。
面接では、履歴書に書いたことを入り口に、もう一段くわしく話します。「印象に残った対応とは、どんな対応でしたか」「前の仕事で大変だったことは」と聞かれることが多いので、履歴書の1文ごとに、話せる具体的な場面を1つ用意しておくと安心です。丸暗記した文を読み上げるより、多少言葉に詰まっても自分の体験を話すほうが、人柄が伝わります。
志望動機と自己PRの違い
志望動機と自己PRは、よく似ていて混ざりやすい項目です。志望動機は「なぜこの仕事・このホテルで働きたいか」、自己PRは「自分は何ができるか、どんな人か」を伝えるものです。
志望動機の中で自分の強みに触れるのは良いことですが、強みのアピールばかりになると「なぜここなのか」がぼやけます。強みは「その強みを、このホテルのこの仕事で活かしたい」という形で、志望動機の後半に一言添えるくらいがちょうど良いでしょう。
志望動機で避けたい書き方
採用する側から見て、もったいないと感じる書き方もあります。
どのホテルにも当てはまる文だけで終わる
「人と接するのが好きです」「おもてなしの心を学びたいです」だけで終わると、なぜこのホテルなのかが伝わりません。前の章の「なぜこのホテルか」を1文でも入れると、ぐっと印象が変わります。
一般的なホテルのイメージだけで書く
採用担当によると、入ってから「思っていたのと違った」と感じやすいのは、一般的なホテルをイメージして入ってきた人だそうです。高級ホテルのフロントのような、一人ひとりへの細やかな接客を思い描いていると、団体を迎えるホテルの仕事とのギャップが大きくなります。
志望動機に「ホテルで接客がしたい」と書くときは、そのホテルがどんな接客をしているかを確かめてから書くと、入ってからのギャップも小さくなります。
条件のことだけを書く
「家から近い」「休みが多い」といった条件は、働くうえでは大切なことです。ただ、志望動機に条件だけを書くと、仕事そのものへの関心が伝わりません。条件のことは、面接で質問として聞けば大丈夫です。くわるびの採用担当も「気になることはそのままにせず、なんでも遠慮なく聞いてほしい」と話しています。
入ってから「思っていたのと違った」となりやすいこと
志望動機を書く前に、入ってからギャップを感じやすいところも知っておいてください。採用担当が挙げたのは次の2つです。
接客よりも、裏方の仕事が多い

くわるびの仕事は、お客様の前に立つ時間以上に、会場の準備や資料の作成などの裏方の仕事が多くあります。団体が使う会場の机や椅子を並べる、翌日の予定を資料にまとめる、消耗品を発注する。お客様に見えないところで準備をしておくから、当日、大勢のお客様を時間どおりに案内できます。
「接客がしたい」という気持ちで入ってくる方は、この裏方の仕事の多さに驚くことがあります。逆に、段取りを組むのが好きな方、準備をきっちりするのが好きな方には、やりがいのある仕事です。
忙しい時期と落ち着いた時期の差が大きい
くわるびには繁忙期と閑散期があり、春から夏にかけてがピークです。林間学校や部活動の合宿、研修が重なる時期は、休みを取りにくく、1日が長く感じることもあります。そのかわり、落ち着いた時期にまとめて休みを取ります。
シフトの中には、朝食と夕食の時間に働いて、昼の間は一度仕事を離れる「中抜け」の日もあります。昼間に買い物や病院を済ませられると喜ぶ人がいる一方で、拘束が長いと感じる人もいて、好みが分かれるところです。面接でも、この働き方で大丈夫かを会社の側からお聞きしています。大変なところは、別の記事にまとめています。
未経験で入って、早く慣れる人に共通すること
採用担当に、未経験で入って早く慣れた人、活躍している人に共通していることを聞きました。答えは2つでした。
失敗を恐れずに「やってみる」
1つ目は、失敗を恐れずに「やってみる」精神があること。何十人分の食事を同じ時刻に出す、全員の部屋の鍵を一度に渡す。団体の仕事は量と速さが一度にやってくるので、最初はその勢いに戸惑うのが普通です。考え込んで手が止まるより、まず動いてみて、違っていたら先輩に直してもらう。そうしているうちに、全体の流れが体に入ってきます。
自分から声をかける
2つ目は、積極的にコミュニケーションが取れること。分からないことを自分から聞きにいく、忙しいときに周りに声をかける、先生や添乗員さんにも自分から話しかける。団体の受け入れはチームで回すので、声をかけ合える人ほど早く仕事を任されるようになります。
この2つは、志望動機や面接でも伝えられます。「新しいことに挑戦した経験」や「自分から周りに声をかけて動いた経験」を、一つ用意しておくと良いでしょう。
面接でよく聞かれること、応募者からよく出る質問
面接で聞かれること
一般的なホテルの面接では、志望動機のほかに、次のようなことがよく聞かれます。
- これまでの仕事やアルバイトで、がんばったこと
- 人と関わるときに大切にしていること
- 体力に自信があるか、立ち仕事は大丈夫か
- シフト制や、土日祝が休みにならない働き方は大丈夫か
- 通勤の方法
くわるびの面接では、これに加えて「中抜け」のシフトが大丈夫かを会社の側から確かめています。
応募者からよく出る質問
くわるびの面接で、応募者の方からよく出る質問も紹介します。同じことが気になっている方も多いと思います。
- 通勤はどうしているか:車で通勤しているスタッフがほとんどです。冬の雪の日は、客室が空いていれば泊まって帰ることもできます。社員寮もあります
- 髪の色や爪の決まりはあるか:お客様が不快に思わない範囲なら、髪を染めていても大丈夫です。長すぎるネイルは仕事の都合で難しいです
- 服装や制服は:制服はありません。会場の机運びやキャンプファイヤーのやぐら組みなど体を動かす仕事があるので、ポロシャツやTシャツで働いている人も多いです
- まかないはあるか:繁忙期はレストランのまかないがあります。いずみの湯の食堂は従業員が割引で利用でき、お弁当を持ってくる人もいます
- 夜勤はあるか:夜はナイトフロントの担当がいて、サービスのスタッフが夜勤に入ることはほとんどありません
面接で聞いてほしいこと
採用担当から、応募を考えている方へのお願いがあります。シフトのことやお給料のことなど、気になることはそのままにせず、面接でなんでも遠慮なく聞いてください。
入ってから「聞いておけばよかった」となるのは、応募する側にとっても、採用する側にとっても残念なことです。条件のことを聞くのは失礼ではありません。気になることを先に解消してから入ってもらうほうが、長く一緒に働けると考えています。
くわるびへの応募から面接までの流れ
くわるびの求人は、Indeedの求人ページから応募を受け付けています。募集している職種と、給与や勤務時間などの最新の条件は、Indeedの求人ページで確認してください。
応募のあとは、一次面接と二次面接があります。二次面接には、現場で一緒に働く採用担当が同席します。志望動機は、履歴書に書いた内容をもとに面接で詳しく聞くので、履歴書に書いたことを自分の言葉で話せるようにしておくと安心です。
面接の前に、採用情報のページも読んでおいてください。仕事の中身を「お客様と接する仕事」「調理の仕事」「施設を支える仕事」の3つに分けて、それぞれ「先に知っておいてほしいこと」も書いています。志望動機の「なぜこのホテルか」を書くときの材料にもなります。
ホテルの志望動機についてよくある質問
志望動機はどのくらいの長さで書けばいいですか?
履歴書の欄なら、200〜300字くらいが目安です。この記事の例文もそのくらいの長さにしています。面接では、この内容を1〜2分で話せるようにしておくと十分です。
ホテルの仕事が未経験だと、不利になりますか?
くわるびでは、未経験だからという理由で不利にはなりません。面接で見ているのは、仕事の中身を分かっているか、一緒に働く仲間を大切にできるかです。入ったばかりの人は、まずレストランかフロントの仕事から覚えていきます。
志望動機に「家から近いから」と書いてもいいですか?
書いてもかまいませんが、それだけで終わらせないほうが良いでしょう。「通いやすい場所で長く働きたい」と添えたうえで、仕事のどこに惹かれたかを書くと伝わりやすくなります。
英語が話せないとだめですか?
語学力は応募の条件ではありません。くわるびで英語が必要になるのは年に数回ほどで、海外からの団体や、外国人の講師が来る英語の合宿のときに、簡単なやりとりをする程度です。話せることは強みになりますが、話せなくても応募できます。
ホテルで感動した体験がなくても、志望動機は書けますか?
書けます。ホテルの志望動機の例文には「泊まったときの対応に感動した」という書き出しが多いですが、そうした体験がなくても問題ありません。仕事の中身を調べて魅力に感じたところ、そのホテルの考え方に共感したところ、自分の経験が活かせそうなところを書けば、志望動機として十分に評価されます。特にくわるびでは、団体を迎える仕事への理解ややりがいを重要と考えているので、体験の有無よりも、仕事をどう捉えているかが伝わるかを見ています。
入社してから成長できる環境ですか?
入ったばかりの人は、先輩について一つずつ仕事を覚えていきます。新しい仕事を任されるかどうかは、経験の長さより、やってみる意欲と、周りに声をかけられるかで決まることが多いです。
面接の前に、仕事について問い合わせてもいいですか?
大丈夫です。仕事の内容について気になることがあれば、お問い合わせのページから送るか、お電話でお問い合わせください。
面接で給与や休みのことを聞いてもいいですか?
聞いてください。くわるびの採用担当も、シフトや給与のことなど、気になることは遠慮なく聞いてほしいと話しています。
まとめ
ホテルの志望動機は、未経験でも書けます。大切なのは、応募するホテルがどんなお客様を迎えていて、どんな仕事があるのかを知ったうえで、「なぜこのホテルなのか」を自分の言葉で書くことです。
光風閣くわるびは、学校団体や企業の研修を中心に受け入れているホテルです。面接では、その仕事への理解ややりがい、素直で前向きな姿勢、一緒に働く仲間を大切にする姿勢を見ています。入ってから慣れるのが早いのは、失敗を恐れずにやってみる人、自分から声をかけられる人です。
HAMAYOUリゾートで働くことに興味を持っていただけたら、採用情報のページをご覧ください。3つの仕事の中身と、いま募集している職種を載せています。給与や勤務時間などの条件は、そこからつながる求人票が最新です。